ミステリ小説が苦手な人でもたぶん読みやすい『古典部シリーズ』

猟奇殺人ミステリとか苦手な人向け小説 読書

ミステリ作家の米澤穂信が書く『古典部シリーズ』をご存知だろうか?

高校生が主人公の日常謎解き青春群像劇だ。
(と、私は思っている)

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『氷菓』という題名でアニメ化もされており、私はアニメから入ったクチだが、この古典部シリーズが結構好きだ。

私はトリックの謎解きにそこまで興味が持てない。

トリックについて考えるの面倒だから考えたくないし、探偵役がトリックを暴いても「ふーん」てぐらいにしか思えない。

というか、私の残念な頭ではあんまりややこしいトリックの場面は想像するのが大変だから読み飛ばしたくなるのだ!

私にとって大事なのは「犯人の気持ち」である。
何を考え、何を思い、どうしてそこに至ったのか。
そこを知りたい。

もちろん、ミステリの“最後にどんでん返し!”で驚かされるは好きだ。

けど、どっかの名探偵少年がトリックを暴いたあとに、追い詰められた犯人がとってつけたような動機を喋って終わり!みたいなのどうも好きになれない。

そういう意味で、古典部シリーズは心情寄りのミステリである。

あくまでも高校生の悩みの範疇であり、日常から逸脱したような事件もないわけで、もちろん猟奇殺人なんてありえない。

大人であれば真面目にとり合わないような些細な出来事ことばかりだ。

しかし、高校生にとって、それは自分の人生に大きく関わるような問題であり、彼らにとっては重大な事件なのである。

舞台が高校で、物語を織り成すのが少年少女というだけで、幼くともそこには怒りや葛藤が存在しおり、謎をといたホータローくんの青臭くも純真な心情が丁寧に描かれているので、学生向けの本ではあるが、大人が読めば、彼らの純粋さにあてられノスタルジーを感じることうけあいである。


蛇足だが、アニメだけ見たという人は、古典部シリーズの6弾目にあたる『いまさら翼といわれても』を読んでほしい。

アニメだけ見てると摩耶花が理不尽にホータローを嫌ってて腑に落ちなかったが、この本に収録されているエピソードでその理由が判明する。

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