重度の方向音痴は発達障害と関係ある?方向音痴を克服するためのトレーニング方法

方向音痴と発達障害は関係あるのか? 書籍

スマートフォンは便利だと常々思う。
方向音痴の私が特にそう感じるのは「GoogleMap」を使っているときだ。

もうこれなしでは生きていけないというぐらいの利用頻度である。

方向音痴じゃない人にとっては大袈裟に聞こえるかもしれないが、頻繁に道に迷う人間にとってはまさに救いの神なのだ。

どこに居ても目的地をナビで案内してくれるこの機能は、方向音痴人間からすれば欠落した脳の機能を補完してくれる補助脳といっても過言ではない。

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地図をグルグル回しても全然わからない人の方向オンチ矯正読本

私自身が体験した方向音痴談だが、仕事でよその会社に行ったとき、会議室から出てトイレに行ってから、部屋に戻ろうとすれば、廊下ではどっちに曲がればいいか曖昧で、さらにいくつも並ぶ会議室のドアの前で、どの部屋だったかを悩む。

自分でも方向音痴だと自覚しているから、部屋から出るときにもちゃんと覚えようとしていたにもかかわらず、いざ廊下を曲がったり別の部屋に入ってしまうと、もう訳がわからなくなってしまうのだ。

これを方向音痴じゃない人に言ったら「どうして間違えるのかがわからない」と言われてしまうのだ。

そもそも、方向音痴とそうでない人、両者にはどうしてここまでの差が出てしまうのか。

そんな方向音痴をどうにかしたいと思って試しに読んでみたのがこの本「地図をグルグル回しても全然わからない人の 方向オンチ矯正読本」である。

この本には、まず方向音痴の人の経験談が書かれているので、そこで自分にも当てはまることがないか重返してみるといいだろう。

そして肝心なのは、その後に書かれている方向音痴の原因と対策のパートだ。

技術でカバーできる方向音痴

この本では、方向音痴とそうでない人が地図を見たときの認識方法の違いについて解説されている。

方向音痴の人が地図をただの絵として見ているのに対して、そうでない人は地図と現実をリンクさせているという観点で、それでは方向音痴の人が地図と現実のイメージを関連づてけて知覚するにはどうすればいいのか。

テクニックで方向音痴をカバーするための訓練方法が記載されているので、根本的に地図の見方や道の覚え方が間違っているという人にとってもうってつけの本だと言える。

根本的な脳の欠陥による方向音痴

地図を読み取るテクニックに対して、そもそも方向音痴になりやすい人の特徴として、短期記憶と長期記憶についても解説されている。

目印になるような建物を覚えたりするときに使われるのは、脳の記憶領域であり、記憶力には人によって個人差がある。

ADHDといわれるような発達障害には、この短期記憶が苦手という特徴が挙げられる。
つまり、もともと短期記憶を苦手としている人は方向音痴になりやすいとも言える。

発達障害の人は方向音痴が多いと言われる理由もここにあるのではないかと思う。

例えば棚に複数の引き出しがあるとしよう。
それぞれ引き出しには違うものが入っているのだが、一時記憶が苦手な私は、一度見ただけではとても覚えられない。

わかりやすく色分けでもされているならともかく、似たような引き出しが並んでいると、どの引き出しに何が入っているのか覚えるのに一苦労である。

短期記憶から長期記憶へ移すことも苦手だから、間違いを何度も繰り返して、ようやくどこに何が入っているのか長期記憶に定着させることができる。

ちなみに、この本で解説されている記憶のテクニックとして「自分の興味があるものを目印として覚える」というものがある。

発達障害には「興味のあることに関しては高い記憶力が発揮されるが、興味のないものは全く覚えることができないという特徴がある。

こういった点でも発達障害は方向音痴になりやすい原因の一つとして考えることができる。

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方向音痴をどう受け止めるかはその人次第

方向音痴が脳機能の欠陥だとしたら、この本に書かれているようなトレーニングでは欠点自体はなくならないだろう。

しかし、それを補う技術を身につけることで、問題に対処できるようになる可能性がある。

方向音痴の度合いも人によって違うのだから、簡単になおるというものでもないはずだ。

この本の最後にも書かれているが、どうしても迷ってしまったときは人に頼ったり、私のようにスマホのナビゲーション機能に頼ってもいい、目的地にたどり着けさえすればいいのだ。

大切なのは、自分の方向音痴とどうやって折り合いをつけていけばいいのかを知ることではないだろうか?

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