「図書館は子供や老人がうるさくて集中できない…」そんな人に大学図書館の利用について教える

大学図書館を一般の人が利用する方法 学び

地域の住民に無料で蔵書を提供してくれる図書館には、いろんな利用者がいる。

勉強のために利用する人もいれば、空いた時間に読む本を探す人、新聞や雑誌を読みにくる人、利用の仕方は人それぞれだ。

しかし、公共図書館の性質上、子供からお年寄りまで住民なら誰でも利用できるため、静粛な環境を維持するのが困難である。

母親と一緒にきた小さい子供が館内で騒いでしまうこともあるし、利用者の多い図書館は混雑していて席が確保できなかったり、利用マナーの悪い人もちらほらと見かける。

あまりにも目に余るようなら図書館スタッフから注意してもらえるが、子供に騒がないよう言い聞かせるのは難しいものだ。

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公共図書館は利用者を選べない

公共図書館には利用者を大きく制限するような利用条件はない。

大抵が該当地区に住んでいれば利用カードが作れるし、図書館によっては在住していなくても貸し出しできる場所もある。

公共図書館の運営費は税金から賄われているため、広く平等に住民の要望に応えなければならないのだ。

極端な話だが、たとえ変質者でも公共図書館の利用資格がある。

公共図書館には利用者を選ぶことができないから、変な輩が混じってしまう可能性が高くなるのである。

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一般解放されている大学図書館を利用する方法

さて、ここからが本題なのだが、そういった諸事情により、公共図書館では周りが気になって本に集中できないと嘆いている人におすすめしたいのが「大学図書館」である。

「え? 生徒じゃないのに大学の図書館が使えるの?」

と思われる人もいるかもしれないが、大学によっては在学生以外の外部利用者にも図書館を解放している大学があるのだ。

学外利用ができる範囲は大学によって様々

例えば東京大学や早稲田大学の図書館は一般に解放されていない。

中央大学は一般解放をしているが館内閲覧のみで貸し出しは不可である。

といったように、その利区分は大学によって違うので注意してほしい。

仮に学外利用者にも解放していたとしても、定められた手順に従って利用カードを申請する必要がある。

大学図書館のホームページで学外利用案内を確認

法政大学を例にしてみよう。

法政大学は市ヶ谷、多摩、小金井にそれぞれ大学図書館を所有しており、千代田区に住んでいる人には「法政大学市ヶ谷図書館」を解放している。

学外利用ができる大学図書館の場合、対象は「近隣住民」になっていることが多い。

下記は法政大学図書館のホームページの利用者案内を抜粋したものである。

利用資格

次の要件を満たす方は、法政大学市ケ谷図書館をご利用頂けます。
(1)千代田区民で千代田区立図書館の有効な貸出券を所持していること
(2)満18歳以上であること
(3)営利を目的とする利用でないこと
※ただし、多摩図書館や小金井図書館の施設の利用はできません。所蔵資料を取寄せて利用することは
できます。

利用登録・更新手続き

 [初回利用登録]

初めて利用される方は、下記の書類をご持参のうえ、市ケ谷図書館1階カウンターで所定の申込書に記入し、利用登録手続きをしてください。ライブラリーカードを発行します。初回登録料は、1000円です。
(A)住所・氏名・年齢を証明する書類(運転免許証、健康保険証、パスポート等)
(B)千代田区立図書館貸出券

[更新・再発行]

ライブラリーカードの有効期限は当年度のみで、毎年度の更新が必要です。 継続して利用する場合は年度ごとに更新手続きが必要となります。更新手続に際しては、初回登録時と同一の書類(上記(A)、(B))をご持参ください。更新料は、500円です。

※紛失または破損等の理由で再発行を受ける場合は、 市ケ谷図書館のカウンターに申し出てください。
再発行料は、500円です。

参照元:法政大学図書館:利用案内

まず在住区の図書館カードが必要になる

これを見てもらうとわかるように、まず第一の条件が、住んでいる地域の区立図書館カードを所持していることだ。

(千代田区であれば「千代田区立図書館」の貸し出しカードを所持していること)

場所によっては該当地域の区立図書館に、大学図書館利用の申請用紙が設置されているところもある。

年間利用料がかかる

これも大学によって違うが、公共施設ではないため学外の利用者は年間利用料を支払うことになる。

図書館を利用するのにお金を払うなんて…と思われる人もいるだろうが、後述するが、大学図書館にはそれだけの利用価値がある。

貸し出し冊数や期間、利用できる設備には注意

当然のことながら、大学図書館は在籍する学生や教員の学術研究を目的として作られているので、学外利用者は在学生と比べると、利用には制限がついてしまう。

また法政大学の図書館利用規約を例として見てみよう。

利用できる資料

図書館が所蔵する資料の閲覧ができますが、 以下の資料については利用できません。
・マイクロ資料
・CD-ROM
・オンラインデータベース 等

※貴重図書・準貴重図書は事前申請が必要です。

館外貸出

貸出冊数:10冊以内
貸出期間:2週間

※ただし、本学学生・教員からの予約がある場合には直ちに返却していただくことがあります。
※新聞、市ケ谷図書館・市ヶ谷田町校舎閲覧室所蔵の雑誌・紀要、および政府刊行物は館内閲覧のみです。

一部のデータベースや視聴覚資料、他にも検索以外の館内貸し出しPCの利用ができないなどの制限がつくこともあるので注意してほしい。

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大学図書館の利用メリット

有料だったり利用の制限があったりして、そんな面倒なことをしてまで大学図書館を使うメリットはるのかと疑問に思う人がいるかもしれない。

しかし、大学図書館にはそれに見合うメリットがあるのだ。

蔵書の豊富さ

大学の学部によっても大学図書館の蔵書は変わってくる。

公共図書館には置いていないような、大学の授業で使うための専門的な学術書が数多く取り揃えられている。

それ以外にも、公共図書館では常に予約が入っていてなかなか借りることができないような流行りの本など、勉強のために利用する学生はあまり借りないため、借りやすいこともある。

(蔵書の数は大学図書館によって差があるので、利用可能な大学図書館について調べてみるとよいだろう)

マナーの悪い利用者が少ない

大学図書館には年齢制限があるため、まず小さな子供がいない。

利用するには諸々の手続きが必要になるため、一般利用者はそこまで多くもない。

そして、わざわざ手続きをして利用する一般利用者は、純粋に読書を目的としているため、マナーが悪い人もあまり見かけない(大きな声で喋っている学生がいたらすぐに注意される)

公共図書館では、老人が寄合場代わりに集まって喋っていたり、本を読まず日がな一日ただ居座っているような人もいる。

そういった利用者のせいで、落ち着いて本が読めないということはまずないだろう。

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【注意】一般利用者はマナーに気をつけること!

ここで注意して欲しいのは、大学図書館というのはあくまでも在学生及び大学教員のための施設であるということを忘れてはいけないということだ。

例えば閲覧席も、個別スペースなどは大学関係者以外は利用禁止になっているなど、あくまでも大学関係者が優先される施設なのである。

一般利用者は、大学図書館を利用させてもらっているという意識をもってほしい。

とても残念なことだが、大学図書館でもマナーの悪い一般利用者(やはり老人が多い)がいるのだ。

一般利用者は自分を「お客様」だと思い込んでいる節があり、大学図書館でもたびたび問題を起こすのはそうした勘違いさんが多いからである。

「利用料金払ったんだからサービスを受けて当たり前」

そんなバカな思い違いをして、図書館スタッフに無理を言ったり、自分で本を探す努力努力もせずに「タイトルわからないけど本探して」とか「パソコンわからないから代わりにやって」とか下らないことで手を煩わせてはいけない。

何でもかんでも人にやらせようとせずに自分でやれ!
である。

あまりにマナーが悪い人が増えてしまえば、いずれは一般解放を取りやめる大学図書館も出てくるかもしれない。

そうならないためにも、大学図書館を利用するなら自分をお客だなんて思わず、年輩だろうと利用させてもらっているということを忘れてはならない。

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